2005年10月26日発行
9月議会に、市始まって以来36件ものボートピア建設の白紙撤回を求める陳情とボートピアの効果の評価を求める陳情1件が提出されました。私は、それ等に対して、次に述べる3つの問題点を中心に賛成の討論をしました。採決の結果は前回同様8:21で不採択になりました。しかし、七中、秋津小PTAがボートピアに反対を表明するなど、建設に反対する市民の声は益々高まっています。
市当局は、昨年9月1日付け広報臨時号で示された年間来場予定者数120万人が本年1月の警察協議開始前に70万人に減少されたが、一人当たり1日平均購買額は従来の1万7千円から2万8千5百円に増額されるので環境整備費は当初予想通り3億円に変わりは無いとの見解を明らかにしました。この間の理由について、企画政策部長は「120万人という数値は民間会社の希望的数値であり、それがボートピア推進本部の調整で現実的な数値(70万人)に変わった」と答弁しました。また、ボートピア市原の平均購買額が2万7千円であり、これに地域格差5%(根拠が不明)を加味し、ボートピア習志野では2万8千5百円と算出したとしています。この不況下、1日平均3万円近くも舟券を買える人がそんなにいるでしょうか。あまりのご都合主義に、ただただ唖然とするばかりです。
おどろいたことに、習志野市はこうした重大なことが記載されている確認申請書を一部しか入手しておらず、市民が心配している部分の書類は入手していない状況でした。市民の生活を守るべき市としては、あまりにも無責任であり、不誠実といわざるを得ません。
今議会にも「ボートピア習志野」に反対する陳情が12件も提出されましたが、これまで同様賛成8、反対12で全て不採択となってしまいました。しかし、秋津、香澄の住民の方々はじめ多くの市民はまだ建設中止を決してあきらめてはいません。ボートピア建設差し止めを求める東京地裁・千葉地裁への訴訟を主に地道に反対の声を上げ続けています。
「ボートピア習志野」建設地周辺には、従来のショッピングセンターに加えて生鮮食品を扱うスーパーが開店し、秋津、香澄や千葉市からの買い物客が増加しています。その上道路を隔てて車700台収容の大型家具店が11月開店します。さらに、来年3月にはボートピア習志野の西側に車2000台収容のホームセンターと食品スーパーができると聞いています。また海側には、物流関係を始め多くの企業が進出しています。新習志野駅周辺はボートピア習志野ができることで交通渋滞が一層ひどくなることが十分懸念されます。また買い物客とボートピア来場者とは全然客層が違います。双方の間でいざこざが起こらないとも限りません。
全国的に年々ギャンブル収益が減っている中で、「とらぬ狸の皮算用」になりかねない環境整備費3億円のためにボートピア建設に同意し続けることは、習志野市の将来に大きな禍根(かこん)を残すことになりかねません。
今年10月から、特別用語老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設の3施設で、居住費(水光熱費を含む)や食費が介護保険の対象からはずれ、自己負担になりました。厚労省は、家賃や食費を自己負担している在宅サービス利用者との不公平感をなくすためとしていますが、増え続ける介護給付費の伸びを抑えることが最大のねらいです。この法律改定に伴い、低所得の入所者の負担軽減が計られますが、そのための申請が必要となります。その他の入所者も負担が大幅に増え、施設入所が益々困難になりそうです。
9月議会で、本市でも10月から低所得者630人への減免措置として保険給付費等約7千7百万円の補正予算が可決されました。
茜浜パークゴルフ場(18ホール、全長895m、パー66、クラブハウス1棟)が平成18年4月1日オープンをめざして、指定管理者制度及び利用料金制度を新たに導入するための条例改定が可決されました。利用料金は一般で一回500円、一日1000円で、高校生以下や65歳以上はその半額です。指定管理者はこれから公募します。財政が厳しい中でのゴルフ場開設は、やはり時期尚早だと思います。
香澄保育所用地、民間に無償貸与
本市にとって初の民営となる香澄保育所の用地約3,500平方メートルが、「社会福祉法人ひこばえ」(八千代市)に30年間無償貸与(更新あり)するための議案が可決されました。0歳児から5歳児まで定員90名で、開設時間は午前7時から最大午後10時までとなります。通常保育の他、休日保育、一時保育、地域交流の子育て支援などを行う予定です。公営なみの保育士の数・質を維持し、安心・安全な施設の充実を図るよう求めました。
「きぼう号」の存続について質問しました。
生涯学習部長は、平成19年2月で現行の「きぼう号」がジーゼル車の廃止と車検切れで運行できなくなるので、来年度新車購入の予算を要求していると答えました。「きぼう号」は地域図書館が近くにない津田沼、鷺沼、袖ヶ浦、谷津南などの学校、駅、公園などを巡回し大変喜ばれています。新車購入費(約2千万円)が多額であることを理由に廃止しないよう強く要望しました。
学校図書館の読書指導員の増員について質問しました。
教育長は、現在、各中学校区に1名、合計7名の読書指導員を配置しているが、三中学区と七中学区は小学校が3校ずつあり中学とあわせて週一回の訪問が困難な状況(週三日勤務のため)なので、来年度読書指導員1名の増員を見当していると答えました。読書活動推進のためにも、読書指導員の役割は益々重要になっています。来年度こそは、少なくとも1名の増員が実現するよう強く求めました。